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   「お前 白虎殿に気を分けて貰え」 唐突に清明が言った

「あ、何を言ってるんすか 何を 大体白虎は戦闘系の妖怪で 幻術はつかえないじゃないですか?」

 「だってなあ 自分でわかってないだろうが 隙だらけだぞ」 白虎が切なそうに俺を見た

「お前 人気 と言う字を書いてみろ」清明が言った  「は、何の関係が?」嫌な雲行きだ 逃げよう

「人の気を 集めると 書くだろう だから直接気を注入するんじゃ」 やっぱり来た 屈辱 迷惑 嘲笑 などと書かれた

 前張りが脳に張り付いてるんだ、この酔っ払い達は 「失礼します」 言って立ち上がって走ろうとしたらいつの間にか白

虎に回り込まれてしまった ダダダダ 頭の中でドラクエの音楽が鳴り始めた エンドレス エンドレス やめて 止めて

  「困ったときはお互いさまじゃ」限りない優しさをたたえた目で白虎が言った

「俺を困らせてんのはお前だ ちょっと清明様何とかしてください」 頭に血が上った

 と思ったら肩に担がれていた 「なにやってんだあ おまえわああ」

暴れようと思ったら 清明様が印を結んだ とたんに体の力がぬけた 「ななな なにするんですか?」絞り出すように声を

出す  「奥に 布団が敷きっぱなしだから」清明様が言った これ本物なのか何かが化けてるんじゃないか

 「それから 白虎殿のものは戦闘時には50センチくらいになるらしいが ちゃんと術をかけといたから」

「ええええええ ちょっとおかしいでしょ」 言ってる間に 白虎が ふすまを開けて 布団の上におかれて髪を優しく撫でて

 白虎が言った「愛人でもいいって言ったのはお前じゃ、だがそんなことは関係ない、俺は痛々しいお前を見ていられな

い、本当に誠心誠意尽くしてやる、安心しろ」 俺身長何センチだ 180はなかったはずだ 50センチって貫通するぞ


「いいいいい」 「だいじょぶじゃ、痛くしないし 大切に扱うし これからお前をニュー姫と呼んでやろう」

 やめてくれ そんな優しい、目で見ないでくれ 自分のやってることをちゃんと見てくれ これは これは

ご利用は計画的にほのぼのレイプ 全身の血が引いて 世界がぐるぐる渦を巻いて排水溝のようなところに吸い込まれ

ていった
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2015_05_16


「青竜」 清明が 真剣な面持ちで言った

「なんなんですか? そんな重要な事なんすか?」

 「お前、 何ですね毛がない?」 「あ?」

「どこ見てるんですか ちゃんと見てください?」

  「だってな 何 このきれーな足 こんなきれーな足 初めて見たぞ、白虎殿も見てみろ」

白虎が 這いよってきて 「うわっ」と言った

 足を持ち上げてさすさす さすり始めた  「ちょっと なにしてるんすか?俺 龍ですから毛はないです 

見て欲しいのはこっちの痣です 家庭内セクハラやめてください」

 「だってなあ あ、2丁目でお前が人気ないのがわかった、お前なんかいろいろ勝ってるぞ、ジェラシーだったんじゃなあ」

清明がしみじみ言った

 「うん、即戦力じゃ、それにしても 何でこんなに細いんじゃ?」 白虎がすりすり しながら言った

 「ちょっと手をどけろ 酔っ払い 俺はこないだの騒ぎで 少なくとも5キロはやせたんだ、だからお札くださいってば」

清明に向き直って言ったとたん「かわいそうに」後ろから白虎がぎゅっと抱き付いた 「ちょっと離せ 痛い」

青竜は、白虎の中で何かのエンジンがかかり、快調にうなりをあげるのを感じる

 なんだこれ、酒のせいだけじゃないぞ力は使えないが嫌な感じがした

体が反転して 白虎が顔を見る 酔眼だが 優しく いつくしむような顔で

「そういえば お前は ひどい目に会ったのう」 「しつこい」 と言った時、あることに思いあたってぴんときた

 (こいつは弱ってるやつに弱い朱雀の時もそうだった)

はずだ、おまけに泥酔している なんか危険な兆候だ これはBLじゃないはずだが、大間違いのマザーテレサになられた

ら まずい) 

  その時、清明が言った「お前は疲労の極に達してるんじゃじゃ、ああそうだいい方法があるぞ」

 「いいです 帰ります」 (清明様も珍しく 泥酔している こんな姿見るのは初めてだが絶対にいい方法じゃない)

まあ、ゆっくりしてけ」引っ張られてすとんと坐ってしまった

 「なにを イライラしてるんじゃ かわいそうに」白虎がまたいつくしむように見る

「俺は かわいそうじゃないぞ言っとくが」 「あ思いだした 一気に疲労を回復する方法があるんじゃ」 青竜png

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2015_05_14


 「いや ちょっと仕事が片付いてな」 珍しく上機嫌の清明が言った

「わしも」 白虎も上機嫌で言った

 白虎は結局いまだ に2丁目に通っている 

 忘れていたが契約書を取られていてしかもよく見たら恐ろしいルール違反行為が書かれており 人間はもちろん 普通の

精神の鬼や悪魔なら思いつかないような ありとあらゆる ひどいことががこと細やかに繊細な女性目線で描かれてあった 

色々な行為のあと拷問虐殺 そして肉はあらゆる料理 骨は楽器や装飾品 そして 皮は特殊な衣服や フィギア油はヘ

アオイル、化粧品などになどに加工されその後には何も残らない 可愛さ余って憎さ4000倍くらいの罰則があるのがわ

かって言いだせなくなった

 朱雀も最初は笑って時間を置こうと認めてくれたが、その分白虎には重荷らしく 無事に帰って来た時は達成感で上機嫌になっている

以前は砂漠のラクダのように飲んで爆睡していたが 寝言が怖くてそれもできなくなり帰って来てからも開放感のあまり飲

み続けることが多い

酔っぱらってしつこくベタベタ甘えてくるので 朱雀に追い出されることも多いが、それでも上機嫌で飲んでいたりする

 間が悪かったかなと思いつつ 「あの、ちょっと見て欲しいんですけど」青竜が言った

 青竜が相談を始めると 「そんなもの お前はわかるだろう」 と清明が言った

  いろいろ忘れているらしい

  「あの、俺 いま 弱ってるんで 幻術も 剣術もつかえないんですってば」言った途端

「そうじゃった、そうじゃった」 白虎が がしっと抱き付いてきた

 「かわいそうになあ」無精ひげが生えた 顔をズリズリ擦りつけてくる 

「かわいそうと思うなら 離せ お前 力加減ができてない上に香水くさい、酒臭い」

様々な匂いの、香水がブレンドされて匂って来る またすりすりしてくる白虎を無視して 「とにかく 見てください、そんでお

札ください」

と言って手形のついた足を出した  

 「これは」清明が 足を持ち上げてじっと見入っているthVEMEKW2Z.jpg

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2015_05_14


   「ちょっと待って 」 部屋を出ようとすると 葛の葉が言った

「お前 それなに?」  「あ、何だ?」と振り向くと

 「足  足、お前 痛くないんか何できずかないんじゃ」 葛の葉 が立ち上がった

「足?」見ると 足首に くっきりと手形が付いている

 「ちょっと 見せて」葛の葉がかがんだ 「 お前これ、なにこのおっきい手、 誰かに恨みかった覚えはあるか?」

「ああ、死ぬほどあるが」 「きもちわるっ」 

 いきなり叫んで ドアを開けて 突き飛ばされたので、反対側の壁に激突した

 「ぎゃ いきなり何する 」 

「いいから 早く お札貰って来るんじゃ そんで部屋に籠れ、早くしろ」 それだけ言ってぴしゃっとドアが閉じた

 「おい また暴れるぞ」

「暴れてもできんもんは できん それより 早くしろ 日が落ちるまで 隠れろ 早くするんじゃ」

 「なんだそんな 緊急なのか?」

「緊急じゃ 盗んだバイクでトレビアンな感じだぞ 急げ 日が落ちたら行くから」

 しょうがないなと思い青竜は清明の部屋に向かった

「清明様 すいません」 青竜が 扉をたたくと 「入れ入れ 」と上機嫌な 声がした

中に入ると白虎と清明が 上機嫌で酒を飲んでいる 

 「おう お前も飲め」 白虎が言った 

 「今 朝の11時ですよ 何で のんでるんでんすか?」にほんブログ村 小説ブログ ノンジャンル小説へ
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2015_05_13


 「 でもう何なんじゃ」 葛の葉ががりがり頭をかきながら坐った

「お前、ヘビメタみたいな頭になってるな それに不機嫌極まりない顔だな いろいろ最低だぞ」

 「あーーーーのね 普通に朝9時に会社に行ってる人間だと 今は午前2時くらいにあたる、そんな時間に股間に人面相がで

きてるとか叫ばれたら誰だって不機嫌になるんじゃ お前だったら ならんのか?」

 「俺は寝るときは パチンコ玉を入れるんだ 耳に」

「まあいいか 青竜だし しょうがない なんだ早く言え」

 葛の葉が立ち上がって インスタントコーヒーを持ってきた 

コーヒー入れてくれるのかと思ったらざらざらそれを 口に入れ 水道水で飲み込んだ

 「お前 ワイルドだな」 「これが一番聞くんじゃ早く言え 15分は正気でいられるぞ」

青竜は夢の話をした 「お前 そん時 どこにいた」 「 最初は海岸だ その次は池だ」

 「お前 フロイト知ってる?」 

  「なんだ風呂井戸って」

「あのね、水の夢はねぇ 何と言ったらいいんじゃ  ちょーちょーちょーちょーやな感じじゃ」

 「またか 俺こないだの 命がけのリアル鬼ごっこで 幻術も戦闘もできないぞ」

「昼間はわしも役立たずじゃ 取りあえず 清明様にお札貰って 部屋から出るな  いいか絶対だぞ」

 「出たら どうなる?」 

「殺られるか 犯られるか 盗られるか ハイ ハイ ハイ 三択  三択ロース 盗んだバイクでやられるぞ」

 「なんだそれ」

「夜になったらちゃんと見てやる それに人にものを頼むときには 心づけがあるだろう」

 「酒か ビールでいいか?」 

   「んーんー クーたん日本酒がいい♡ 」

「なんだークーたんて 金なら あるだろう こないだまぐろ漁船に乗ったギャラ渡しただろう」

 「玄武様が 拷問用のグッズを買うために使ってしまったんじゃ」

「何で 俺が汗水たらして働いた金で 俺を拷問するためのグッズを買うんだ?」

 「わしゃ 知らんそれにしても色々悪趣味過ぎて ネットでも誰も買ってくれんのじゃ、お前モデルになってくれんか」

「そういうのは白虎の役目だろ」 

 「サイズが合わんのじゃ」 

  「フォトショつかったらいいだろう」

「あまり 悪趣味すぎて売れんから 中身もいっしょに売るんじゃ、お前でも行けそうなマーケットあったんじゃ」

 「中身って俺か?」

 「お前以外に誰がいるんじゃ」

「お前はどこまで俺を売ったら気が済む 転売に次ぐ転売か?」

 「一つ教えてやろう お前は 売り飛ばされるために生まてきたんじゃ」

「なんだそれは、憎たらしいな」 「だってねむいむん、おねむだむん」

 駄目だ何を言っても 青竜は立ち上がったth96HUEV9G.jpg
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2015_05_12


   がらんとした なにもいない 音もしない 海岸を歩いていくうちこれは夢だと感じた

今自分は夢を見ている はっきりとした自覚をもって、そのうち周りが暗くなった
 
 今度は山の中にいる 下に 黒い沼がある 

近づいて覗き込んだ なにも見えない その時に引きずられたのを感じた 誰かが足首を掴んで引っ張っている

「わああああ」自分の声で目が覚めた 

 青竜はしばらく 布団で起き上ってボーっとしていた

 今 自分は 幻術も使えない 戦闘力もない 誰だってピンクのラメのハイヒールを履いた 爺様に五寸釘とカナヅチを

をもってギラギラした目で追いかけられたらそうなるだろう

 時計は 午前11時を指している たぶん物凄く 機嫌が悪いだろうが立ち上がって地下に向かった

葛の葉の部屋だ  銀色の狐が飛び跳ねているマークが出ている 

  チャイムを鳴らしたが誰も出ない しつこく連打する 「なんじゃ」 インターホンからから不機嫌そうな声がする

「あのな ちょっと 相談に乗ってほしいんだが・・・・」

 「わしは 夜行性なんじゃ 日が落ちてから来い」

「緊急なんだが」 返事がない 「いいか、返事しないと暴れるぞ」 返事がない

 青竜は息を吸って 大声を出した

「ご近所のみなさん 厚生省です この女は 少なくとも30種類の重大な伝染病にかかっています 

  身体には 悪性腫瘍 20種 股間には人面相が日替わり5種 いずれも 納豆キムチなど発酵食品をせいろで蒸したよ

うな匂いを放ち 溶岩のような液体を24時間年中無休で掃き出しています 支給避難して・・・」

 そこまで行った時 すごい勢いでドアが開いて 葛の葉が 勢いで出て来て自分を引っ張った

 「お前という奴は」 言いかけた時 隣の部屋のドアが あいて 茶髪でショートカットの美人が目をこすりながら

出てきた 「 どおしたの クーちゃん 彼氏?」

 「いや、違うのよ さぁちゃん ごめんねぇ 起こして、ほんとに」言いながら ドアを閉めた

「誰だ 今の美人」 部屋に入りながら 青竜が言うと 「お前知らんの? 貞子ちゃんじゃ こないだ引っ越してきた」

 「えええ 貞子ってあの有名な、あんな美人だったんか早く、ヘアースタイル変えたらよかったのに」

「それじゃ 誰も驚かん、それっよりい なんなんよいったい」se.png
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2015_05_11


一日たって 朱雀が起きてきた

しばらく ぼんやりとしていたが急に切なそうな表情になって「おなかがすいた」といった

白虎が 簡単な 食事を 作ってやると思いだしたようにがつがつ食べた

 あまりいきよいよく食べたので 何度もむせたがなにか取り戻そうとするかのように一生懸命食べた

白虎はなにか真摯な 気持ちになった 朱雀が必死で食べ物と向き合っているこんな姿を初めて見た

 いつもは 好きなものを食べるとき以外はあまり食べないし、食べること自体に興味がないように見えるのに・・・・

食べ終わると また椅子の上で ぼんやりして ウトウトしだした

  白虎が布団に運んでやると 葛の葉がその音で起きてきた よろよろと辛そうに歩いているので

「大丈夫ですか」と支えようとすると朱雀と同じ切なそうな顔になって「お腹がすいて」と今にも泣きそうな顔で言うので 食

事を作った

葛の葉も 驚くほど 夢中で食べまた眠ってしまった

 青竜のことも心配になって たびたび覗きに行ったが ぐっすり寝込んでいるようで、呼吸もしっかりとしていたので寝か

せておいた

 夜になって やっと普段どおりに戻った 二人が起きてきた

「ごめんなさい」葛の葉が少し照れたように言った

 それから ぽつり ぽつりと話しを始めた  話しているうちにどんどん元気になっていくように見えた

二人のなかに本物の二人が どんどん収まっていくようにも見えた

  途中で朱雀がお茶を入れた

  白虎は 緊張して 茶碗を持ったが それは熱くなくちょうどよかったし苦くもなかった

 「ええっ」 思わず声をあげた  朱雀が ふふっと お腹がいっぱいになって満足しきった子供みたいに笑った

 「波様がね 教えてくれた お前は とてもいい人に好かれたがそれに甘えてはいけませんよって」

「それは、すごい素晴らしい 女性だな」白虎は思わず言った

 「そーなの ほんとに素敵で 聡明で あとあの、今まで気付かなくてごめんなさい」 朱雀がひょこっと頭を下げた

白虎は感動のあまり泣きそうになった「いいんじゃ、いいんじゃ そんなこと」 言いながら飲んだお茶は素晴らしくおいし

かった 

 「でもその人は そんな山奥で一人で 寂しくないのか?」 思いついて言った

 葛の葉がにっこり笑って「一人ではないんじゃ きっと」 と言った

「やっぱり お前なんかみえたのか? 私は気配しかわからなかったが」 朱雀が言った

 「わしにも姿は見えなかったが   何かすごい意志を感じたぞ」 葛の葉が言って

「そうだな あとああの人が あの部屋に入ったとき すごい殺気をかんじたぞ」 朱雀が答えた

(ああ、そうか だから 美しいのに ちょっと怖かったのか)

 「まあ、何にしても すごい力を持ったものがついてるよ あの人には・・・・」

 二人はしばらく黙った  白虎が不思議そうにしていたが葛の葉と朱雀は あの長く 光と力にあふれた廊下に立っていた
 
二人は降り注ぐ水晶の中にいた


            

                    水晶の廊下 (完)

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2015_04_16


「葛の葉」 呼ばれたので 葛の葉はビニール袋をもってその中にあった もう一匹を水に入れた魚は痙攣していたが まだ 

悪意をもっているように見えて嫌悪感をそそった少し無言になった後同じような手順を繰り返し「さあ」とだけ言って指をさした

 降り積もった水晶がこぼれ乱れ敷いた


 水はいつの間にか川のようになり魚はそこを上って行った
 
白虎が 部屋に戻ると 青竜が倒れていた

「大丈夫か」 思わずかけよると 「気が抜けてな はは」と笑った

 目の下に 薄くクマができている

「お前 ずっと寝てないんじゃないのか?」 「そういえばそだな」他人事みたいに言った

「ちょっと待ってろ」 言いながら布団を引いて寝かせてやった

 「もうなんにも 心配ないぞ 安心して寝ていいぞ 何か欲しいものはないか?」

「ない」 と言って もう半眠りかけている

 「何かあったら呼んでくれ」 言いながら立ち上がろうとすると「あのな」 小さな声がした

「なんじゃ」しゃがむと 「朱雀と 離婚したら結婚してくれ」 ぼそっと 声がした

 いつものペースに戻ったみたいで ちょっと嬉しっくなって「わかった約束する」言いながら頭を撫でてやった

額が氷みたいに冷たい 「どっか苦しくないか?」 聞くと 「愛人でもいいぞ」 とまたちぐはぐな答えが返ってきた

  「もう大丈夫 そうだな」 白虎は言って笑ったが 青竜はもう眠っていた

    しばらくすると朱雀が よろよろ入ってきた「カーテンを 葛の葉が光に当たると消滅する」

 夜は明けかけていた  葛の葉も疲れ切った様子で立っているのがやっとみたいに部屋へ入ってきた

「奥の部屋に雨戸を引いてある」 青竜 が寝ている部屋に案内するとバタンとたおれるように 白虎がと朱雀が使っている

ベットに倒れこんだ   朱雀も その横で 眠り込んだ

 3人とも ピクリとも 動かなかった

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2015_04_16


   部屋の前に立つと 葛の葉にも朱雀にも 部屋の中の状態が どんなに 凄惨であるかすぐにわかった

葛の葉にはその光景が見えたし 朱雀は血の匂いと 陰惨な空気を嗅ぎ取っていた

  もう性別すらわからなくなっていつものもあったし 首や身体の一部が無くなっているものもある

 全てがすでに死体になっていることだけが救いだったが それらは 少なくても 何か所 ひどい者は何十か所も刺され

たり 裂かれたりしている 

 これほど この人に似合わない場所はないし

中でそれを 書いている男は長いこと神経がとがらせ 入浴や食事など人間らしいことは何一つしていないように見える

 葛の葉には今までとの違いが分かった 

これは紛れもなく最初から 凶悪な何かを持った人間だ、この建物に来たのも

 自然な連鎖であるように思える

 こんなところに この人を案内してしまっていいのだろうか  朱雀が不安げな顔を葛の葉に向けた

 心を 読み取ったように 波様が言った 

 「大丈夫ですよ そこで待っていておくんなさい」その優しげな声に呼ばれたように 白いものがチラチラ降ってきた 最初

雪かと思ったが それはガラスより硬質だった

 すっと顔をあげて手を前に出した と思ったらドアがはじけるようにバンと開いた

中のものが立ち上がった

 同時に後ろにあった ドアがバンとあき 月光が 冴え冴えと差し込んだ 重なっていた死体が光で見えなくなった 

そして 床は緑色の潮流に変わった

 水は 薄い緑で 透明であったがかなりの深さがあることがわかる

折り重なった死体はその中に沈んでいった

 それらを慰めるように 水は 宝石さながらにまばゆく煌めいて その上にすっと立った着物の その姿は相手の心に

 ぐんぐん入っていく精神力があり それがまなざしと様子に表れて相手を圧倒した

  「あなたは・・・・」 男はそれだけ言ったが それを無視してまっすぐ相手を見据えて一歩足を進めた 

その肩に 髪に水晶が惜しげもなく 降り注ぎなぜか 絶対的な正しさ 公平さを感じさせた

  男はその前に現実感をなくし催眠術にかかったように瞬きだけを繰り返し圧倒的に無力だった


 「さあ こちらへおいで」 ひらりと差しのべられた手、その声 、その吐息 その姿 こぼれるように降り注ぐ水晶

しっとりと湿った空気

男の表情が変わり それでも よろよろと立ち上がり 近づいてこようと 懸命に歩いた

 だがその姿は次第に すすぼけたように 黒く 小さくなって行く 

 沈んいるのだと思ったが 実際に縮んでもいた

 そして最終的に真っ黒い魚に姿を変えた

 魚は水の中から「・・・・シーハー・・・・・」 もう不明瞭になった姿で懸命に何かをつたえようとしている

 波様 がすっとかがんだ

 なびいた 髪から白く光る歯が見えた

 「そう、あなたは必ず後世に名を残すでしょう でも もうそれを見ることは出来ないのでござんすよ」

優しく言うと 今まできずかなかった  長く赤い爪で魚の目玉を抉り出した

 魚は暴れたが 素早く 反対側 もえぐってしまった  そこから 見たことのない黒いドロドロしたものが流れた

波様は立ち上がり たもとにあった 手拭いで 指を ぬぐいながら

「それが あなたの罪業なのですから」と言って またにぃ っと笑った

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2015_04_16


  「清明様は?」 葛の葉が尋ねると 玄武様を背負った白虎が 「廊下に・・・・」言ったので葛の葉は、魚の入った袋を

ひきずって 廊下に出た

  袋を箒に結び付けると 倒れている清明のところまで行って 印を結んだ 

清明が青竜に変わった 白虎を振り返って「二人を念のため牢に入れておいてください」 と言った

「大丈夫ですか?」

「念のためです」とそれだけ答えて葛の葉は飛び上がった 

 魚は重いが肝を据えた 早くしないと日が昇ってしまう  まだ夜が 静謐なうちに月が世を累々と照らすうちに

なんとしてでも戻らねば 必死に飛んだ 葛の葉がそんなことになっているとき

朱雀は冬のひだまりのような 恍惚とした陶酔の中にいた

 「朱雀 あなたのおかげ ですよ 本当にありがとうござんした」

 すうと白い指が近づいていてきて 自分の頬を撫でようとしたとき 朱雀は驚いて後ろに下がろうとした

 「なぜそんな・・・・」 くつくつと相手は笑って自分のほうに手をのばした

   「わっわっ私は 汚れております 不浄なものをたくさん斬りました」

「あなたはただ自分の使命をまっとうしたのに、なぜ汚れるなどというのでござんすか?」

 指先が 頬に触れ 朱雀は突然にであった心からの喜びと誇りを感じて ほとほと涙をおとした

それから ぽつりぽつりと何か世間話をした

  「来たようで ござんすね ちょっと早いかもしれませんがかたずけてしまいましょうか」

 朱雀は じっとしていた  

  この人は 無口だし 泳ぐように しなやかに静かに動く 折れそうな 細い首と

弱腰 白く透き通ったこの人が 戦うことなど想像もつかない

 なのに なぜ自分は こんなに安心しているのだろう 確かに自分は少し 夢想家ではあるが この人は確かな実在を

もって力に溢れている

 それから 音と気配を感じた 空中ではなく この部屋の中に それはごく日常的で 何度も効いたことのある

  平凡極まりない音だったが確信した 

 この部屋の中にはたくさんの人がいる

 朱雀には見えなかったが、歩く音 人が持つ熱源 そして強い意志力

 それがすぐ通ったときには 髪が舞い上がるのを感じた


  自覚できたのはそれだけだったが 悪意 敵意などはやみじんも感じらなかった感じられなかった 

 「朱雀」言いながら波様が立ちあがった  カラカラ下駄の音がして 朱雀にはよくわからないステップを踏んでいるように

思えるが 膝から下が まっ黒で見えない  そこに 窓からすごい 勢いで まっ黒なものが飛び込んできてどさりと落ち

た 朱雀は思わずわず構えたが よく見ると 葛の葉だった

 「遅くなりまして」葛の葉が息を切らしながら言った

「間に合って よござんしたね ものはもってきたでござんすね」 

 「はい ここに 」 葛の葉がビニールを出した

 「それは お前が持っておいで」振り返って優しく笑ったが 何か 確固とした意志と威厳を備えつ 体は きっとして

左右に少しもかしがず 背まですらすらと伸びたような気がする

 そして 「さあ 参りましょう」行って闇の中に踏み出した

  
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